「嫌っていうか……しょうがないのかなって感じで。高校生だしまだ実感が湧かないけどね」
「だよなー。しかも相手が天馬だもんな」
高峯くんが天馬くんの方を見る。
当の本人は女の子たちとくっついて話してたり、時にはふざけて叩かれたり、まぁ楽しそうにやってる……。
「あんなんでもいいの?」
苦笑いの高峯くんに、私は笑顔で返すしかなかった。
恋愛感情はないけど、一応婚約者になるわけでああいうの見せられるとちょっとは惨めになるよね。
「なんかあったら言ってね、天馬に言ってやるから」
「えー頼もしい!天馬くんと仲良いもんね」
「もう10年の付き合いになるし、あいつのことはよーく知ってる」
得意そうな顔で笑っていた。



