天馬くんは危険です！〜イケメン男子と政略結婚〜

「へぇ、似合うのに」


首をかしげて私を見つめてくる姿にドキッとした。


「い、いいよ……そんなお世辞」


「お世辞とか言わねーよ？そういうのめんどくせーもん」


確かに天馬くんは人に気を遣ったりとかしなさそうだ。


いつも本音で話してそうだもんね。



「ありがと……」



着替えないで出かけたこと後悔してたけど、この服で来てよかったかも。



「じゃーいこ。紹介したいやつらいるから」


「え！？他にも誰かいるの！？」


「俺の遊び仲間～。ちひろのこと話したらみんな会わせろってうるせーから」