天馬くんは危険です!〜イケメン男子と政略結婚〜



一切こちらを見ようともせず、カッチリとしたスーツを着た義父は、リビングのソファに座って新聞を読み始めた。


はぁ。また着替えなきゃ……。


お母さんと目が合うと、ごめんねと手を合わせてリビングを出て行った。


お母さんのせいじゃないのはわかってる。


義父は出会った時から私に対して見る目が厳しくて、いつも冷たい。


時々、再婚してなかったらもっと気楽な高校生活を送れていたのかなって思ってしまう。


でもお母さんも私に寂しい思いをさせたくなくて再婚してくれたんだろうから、そんなこと絶対に口に出して言えない。


ガチャッ



「あっもう準備終わってたんだ?」



その時リビングのドアを開けたのは、淡いピンクのワンピースを着た妹の咲だった。