天馬くんの方を見ると何事もなかったかように友達と笑っている。


いつも通り女子へのボディタッチ多めで。


男子にも同じよーに絡んでるけど。


さっきあの手が私の口を塞いだり、手だって触られたんだっけ。


思い出すと顔から火が出そーだ。


「そっか、そうゆう関係ならまだ安心だ。相手が天馬だったから色々心配で……」


瑠実が本気で心配してくれているのがわかる。

うちの事情もよく知ってるもんね……


「ありがとう瑠実。私は大丈夫だからね?」


「ちひろっていっつもそう。なんかあったらすぐに言うんだよ!?」


「わかってるー!」


私はこんなに想ってくれる友達がいて幸せだな。


瑠実がいたから今までも頑張って来れたんだ。