「泣くのは俺の前だけね?……でももう泣かせねーけど」 「これは嬉し泣きだから」 私の涙を手ですくいあげると、 「ちひろ、一生俺のもんでいて」 と、再び正面から強く抱きしめられてドキドキが止まらなかった。 ありがとう天馬くん……。 ずっと私だけを想って探してくれて。 あなたに見守られてたのも知らずに過ごしてきたこと、許してね。 でもこれからは私が見守るから。 ずっと隣にいるから。 だから変わらず私だけを見ていてね? END★