天馬くんは危険です!〜イケメン男子と政略結婚〜



「ご理解いただけました?」


「………」


義父は苦虫を噛みつぶした様な顔で黙っている。



「どうなんですか?謝るのは自分のプライドが傷つきますか?」


天馬くんってば随分と煽る……。


私はもちろん、咲や佐々木さんだってハラハラした様子だ。


それもそのはず、義父に刃向う人なんて見たことないもん。


なのに天馬くんは怖いもの知らずなのか平気そうな顔をしている。


それどころか勝ち誇ったような、清々しい表情。


私の旦那様は末恐ろしい人だ。


「わ……悪かった……」


静かに呟いたのを聞き逃さなかった。

義父が謝るなんて……初めて聞いた。


「それだけ?ちひろは散々悩んでたんですよ、この件のこと意外でも。心当たりはあるでしょう?」


「……本当に君はちひろを愛してるんだな」