「こうなったらちひろだけが犯人扱いされるのはおかしいですよね?おじさん」
天馬くんが半笑いで義父の方を見る。
「あなた……」と、お母さんが義父の肩に手を置いた。
義父は唇を噛みしめていたけれど、何も言い返してこない。
「ブレスレットを落とした咲と、咲のバッグだと勘違いしてブレスレットを入れた佐々木さんも悪い。そうでしょ?ちひろのこと散々責めて傷つけてきたこと、今ここで謝って下さいよ」
「天馬くんっ!」
「いいから。俺の婚約者が侮辱されたり傷つけられたり、本当許せないんだよね。これ以上ちひろになんかすんなら親父も黙ってないだろうし、金輪際ポニーとは……」
「わかった!」と、義父が声を荒げた。



