「お邪魔してます」
その時、天馬くんが凛とした表情で義父に挨拶した。
義父は一瞬天馬くんの顔見てから、
「……全員リビングに来なさい」
と言い放ち、背を向けた。
私達は目を見合わせて、リビングの中に入りソファに座った。
気まずい雰囲気の中、天馬くんが口を開く。
「先日は急にちひろさんを連れて帰ってしまってすみませんでした。今日はそのことについても話をしたくて来たんです。少しお時間よろしいでしょうか」
「……ああ、私も話をしたいと思っていた」
私の心臓はバクバク鳴っていた。
私のせいで天馬くんが傷つくようなこと、なければいいけど……。
「まず単刀直入に言います。ちひろさんと同棲したいので今日はそのご了承を頂きに来ました」
「えっ!」と、声を出したのは私だけじゃなかった。
隣に座っていたお母さんや咲たちも驚いていた。
天馬くん急にっ……!?



