「もう……十分守ってもらってる」
「いや、死ぬまで守らせろ?」
「な、なにそれ」
プロポーズみたいじゃん!
「マジな話ね?もう後悔したくないって言ったじゃん。だからちひろんちのおっさんと話すんのも一緒に行きたい」
「それはダメ、天馬くんに迷惑かけたくない……」
「迷惑とかじゃねー、俺が行きたいだけ。だって俺の奥さんのことでしょ」
確かにそう、だけど……。
手をぐいっと引っ張られ歩き出した。
「こういうことは早くケリ付けた方がいいから。ちひろだってモヤってること色々あんだろ?」
「うん……」
ブレスレットのこととか……未解決なままだ。
「そういう顔、もうさせたくねーんだよ」
私の顔を見て再び前を向いた。
天馬くんのおかげで決心がついた。
もう怖くない。
もう一人じゃないから。



