「ぷっ」
その時側で聞いていた天馬くんがふき出していた。
そして笹島さんも笑っている。
「よかったなぁ天馬、お前を守ろうとこんなに必死になってくれる子に出会えて」
「はい。結構強いでしょ?」
「ああ、海でのことも話では聞いてたから。随分威勢のいい女だって。女にしておくのがもったいねぇなぁ」
二人が笑いあってるのを、私と周りの男たちは目を点にしてみていたと思う。
「だから絶対にこいつだけは手放せないんです。ちひろという存在がいたから更生できたんだと思うし」
「だなぁ、お前を変えた女がどんなもんか生で見れてよかったよ」
笹島さんはそう言いながら近くに来て、私の頭の上に手を置いた。
「これからもあいつを支えてやってくれ」
そう私だけに聞こえるくらい小さな声で言うと、「お前らも謝れ!」と周りの男たちに叫んだ。



