天馬くんは危険です!〜イケメン男子と政略結婚〜



近くにいた男が私のスカートを、持っていた傘の先でめくり上げようとした。


「やっ!」


「こんな女でも守ろうとしてたってことは……やっぱ天馬にとってあんたは特別な女だってことだろ?」


「もう天馬くんには何もしないで!」


「うーん、そういうワケにはいかねぇんだよなー」


そう言いながら男が近づいてくる。


私は咲と一緒に後ずさりした。


その時横にいた咲が


「さっきから聞いてれば……偉そうになんなんですか!?」


と、前に出てしまった。


「咲!いいから!」


腕を引っ張ったときはすでに遅くて、咲のサングラスを男が取っていた。



「うっわ、こっちの子やべえ!めっちゃ可愛いじゃん!」

「マジだ!ってか……なんか見たことねぇ?」


三人がまじまじと見始める。


やばい、倉木咲だってバレたら……おお事になってしまう!


私は咄嗟に、近くで待機してた佐々木マネにメールを送った。


早く気付いてきて!