「ありがとう……」
「お礼言われることしてないけどね?しかしさぁ、天馬がお姉ちゃんのために怒ったの初めて見たけど……なんか新鮮だったなぁ」
「お義父さん、あの後大丈夫だった?」
「うん!平気平気!適当になだめておいたよ。それよりお姉ちゃんにひどいこと言ってきたんだから誤らせたいよぉ」
「それはもういいよ、前の事蒸し返したくないし、咲とお母さんにわかってもらえたらもういいの」
事を荒立てたくないし、あの人は変わることないだろうから……。
その時、ガラが悪そうな男三人が公園に入ってくるのが見えた。
「咲、そろそろ行こうか、ほらマスクとサングラスして!」
「え!?なんで急に……もう少しゆっくりしてても」
「いいから早く」
男たちに背を向けて歩こうとした時、
「オイ!」
と呼び止められた。



