天馬くんは危険です!〜イケメン男子と政略結婚〜



「パフェ……パフェを食べにいてっただけだよ!」


「へぇ、パフェね。あいつ甘いの好きだもんな。で?告白でもされた?」


図星で何も言えなくなってしまった。


「あいつただじゃおかねー、手も握りやがって」


「ちょっ!何も言ってないじゃん!」


「だいたいわかんだよ、お前の顔とさっきの光見てりゃ。あいつお前のこと気に入ってたし」


「でもっ光くんも天馬くんのこと考えてくれてて……」


「告ってる時点で考えてねぇだろ、あとなんかされてねえ?」


パフェ食べさせあいっこした……なんてバレたらとんでもないことになりそう。


「だ、いじょうぶ」


「怪しいな。まあいいや吐かせれば」



そう言って私の事をソファに押し倒した。


天馬くんが上から見下ろす体勢になってしまい……。


逃げ道がない。


「吐くまで寝させねえから」


寝させねぇって!?