我が国は君主制国家のロナセン国。 国王の一人娘は絶世の美女と名高い姫であった。 その姫も今年で18歳。 この国では成人を迎え婚姻が 結べるようになるーーーーー。 「リアナン、喜べ。 今日も何通もお前と婚姻を結びたいという殿方から手紙が来ている。 どこも立派な伯爵家のご子息ばかりだ。」 晴天の中、お庭でいつものモーニングタイムを楽しんでいると 国王陛下である父は鼻高々に話す。