クールなご主人様は溺愛中

その2日後の放課後。


ちょうど普通科の授業が終わった頃。


「澄野さん、ちょっと」


わかりやすく呼び出された。


バイトがなくてよかったなんて思いながらついて行く。


「ねーえ、私ね、あなたが目障りなの」


裏庭に着くと、楽しそうに会話をしていた普通科の3人が鋭い目で私を見た。


「星野宮くんは、今までずっとみんなのものだったの。誰に対してもクールで特別扱いをしない」


私が最初に抱いた冬夜くんへの印象と同じだった。


「それなのに、高々メイドがなんでそんな扱いを受けてるの?」


「文化祭の花火だって、去年は誰の誘いも受けなかったのに、あなたと見たんですってね」


「あなたのせいで......っ」


猛攻撃に押し黙る。


「何とか言いなさいよ」


真ん中の子が1歩私の方に出る。