クールなご主人様は溺愛中

「あ、悪い」


手を放してもらって顔をあげると、冬夜くんの顔がちゃんと見えた。


真っ赤な。


「真っ赤」


「だから見んなって言ったのに」


ふふっと笑って見せれば、冬夜くんがちょっとむくれる。


「ほら、次行くぞ」


限界が来たのか、次を促す。


そんなふうに冬夜くんとの文化祭を過ごした。