萌の恋が実ったことを知り、私は自分のことのように喜んだ。 『まあ、萌をフる人がいるなら見てみたいくらいだけどね。』 萌はにっこり笑う。 『どんな人なの?』 「ん〜優しくて明るい人だよ。今度紹介するね。ヒカリは親友だからさっ。」 『うん、ありがとう!』 私も彼と進展できるかな? また会いたい。 会いたいよ… 萌に紹介できる日がくるのかな? その日の放課後、 私はいつものように駅を見渡した。 その時だった。