2日目朝飛び起きた僕は一気に顔が赤くなり、心臓が飛び出るほどドキドキしていた。
お姉さんは夕方起こせと言っていた。
静かにリビングへ向かうとそこにはお弁当がおいてあった
「食べて洗っていおいてな。夕方起こしてくれ。」
昨日会ったばかりなのに優しさ、料理もできるんだという言葉遣いから出るイメージとのギャップ、それに綺麗な顔に僕は惹かれていた。
夕方になりお姉さんを起こすと
「準備していくぞー」
といい、男物のスーツを出してきた。
サイズはこれもピッタリだった
お姉さんとバーへ行く。
カウンタ−7席、ボックス4人掛けが1席のこじんまりとした小さいバーだった。
そこで僕はお姉さんの作るお酒を出すだけの手伝いをした
夜も老け、2時にお店を締めて二人で帰る。
二人でテーブルに座ってまた談笑を
「コーヒー飲めるか?」
子供扱いされた気がした。
飲めるはずないのにその言葉に
「ブラックで」
なんて馬鹿みたいに答えて、お姉さんはニコッとした
当然出てきたコーヒーは飲めなかった
「うげっ」
つい声が出てしまった。
お姉さんは笑っていた
「年頃だなー」
テーブルを囲んでこんなに幸せな時間、初めてだった自然に涙ぐんできて、
お姉さんはすぐにそれに気づいた
「さ、風呂入ってこいよ。一緒にはいるか?」
「そ、そんな!一人でいきます!」
顔を真っ赤にした僕はもじもじしながらお風呂へと向かった。
その日もお姉さんを撫でながら二人で寝た。
恋人でもないのに。
徐々に離れたくない。という気持ちが出てきた
