圭「先輩靴どこですか?」



美「…へっ!?あ、こ、ここです。」


ぼーっと考え事していたら圭くんにのぞき込まれた。

毎回びっくりするからやめて欲しいんだよなぁ…



圭「はい、どうぞ。」


圭くんはそう言って私の足元に靴を置いてくれた。




美「相変わらず優しいよね。ありがと。」


ニコッと笑って素直にお礼を言い、靴に足を入れる。


圭「っ」



美「?どうしたの?」




圭「っ、なんでもないです、いいから行きますよ。」




グンッ



美「わぁっ!?」



早口で言い切った圭くんは私の手を引いて歩き始める。


は、速いんだけど...!?