そうして、総合の時間は終わり、気づけば放課後になっていた
國谷くんも、グループの子とだいぶ馴染めてきて、楽しそうだった

みんなは先に帰り、私と國谷くんは学級委員の仕事をしていた

「…ありがとね、柏木さん」
「え?なにが?」
「…ううん、なんでもない」

國谷くんの笑った顔を見て、すごく、嬉しかった