「………あのっ…かえり、ませんか…?」
体を離し、そう呟くと目を輝かせた
「それ、一緒に帰ろうってお誘いですか?」
「違います」
「…即答…」
反射で出た言葉に“棗くん”が拗ねてしまったみたいだ
唇をとがらせ、膝から私を下ろし、部室を出て行った
薄暗さが増した部室に一人取り残され、首をかしげる
*
「…………」
送ってくれてはいるがさっきから無言
違和感しかない
そんなに怒られちゃったかな……
そんな不安が顔を出す
体を離し、そう呟くと目を輝かせた
「それ、一緒に帰ろうってお誘いですか?」
「違います」
「…即答…」
反射で出た言葉に“棗くん”が拗ねてしまったみたいだ
唇をとがらせ、膝から私を下ろし、部室を出て行った
薄暗さが増した部室に一人取り残され、首をかしげる
*
「…………」
送ってくれてはいるがさっきから無言
違和感しかない
そんなに怒られちゃったかな……
そんな不安が顔を出す

