「さっきの続き、します?」

疑問系にしているあたり、意地悪だ


「っ~…」

耳元で囁いてくる伊織くんに身を固くする


「ね、先輩」

体を離され、頬を包まれる


正面から瞳を覗き込まれ、顔が熱くなるのが分かる


「ぅ……」

「顔、真っ赤ですね」

す、となぞるように撫でられる


ゾクッとした感覚に声が漏れそうなのを堪える


「そうでした、実乃梨先輩はくすぐったがりでしたね」

そう言いながらもなぞる手は止まらない

それどころか首筋をなぞられた