「伊織くん、マンガ好きなのー?」


さっきの見てると、もしかしたら…


「まさか
兄ちゃんが勝手に置いていくんです。部屋に場所がないーって言って」

肩をすくめて隣に座り込む伊織くん


「そっか」

やっぱり


「僕は早く持って行けって言ってるんですけど増えていく一方なんですよ」

「郁さんと仲良しなんだね」

「……どうでしょう
…………………ところで、先輩」

伊織くんに首をかしげる


手が伸びてきたかと思ったら、その腕の中に閉じ込められた


「伊織くんっ!?」