「いやー、これ置くの忘れちゃってさぁ」

「マジで、自分の家持ってけよ」

「むり…………ってさ、もしかして……………」

「ばっ…!何言ってんだよ!?」


話の内容が分からなくて深く息をしながら眉を寄せる


「そうかそうか、お前もそういう年頃か」

「早くどっか行けっ!」

ムキになる伊織くんに笑みを漏らす


可愛い…


「ところでさ、」

「っ!!??」

「実乃梨ちゃん、マジで襲われてた?」

「おそっ……」

布団をはがれ、光が入り込んでくる