「……ていうか、写真とかないの!?見たいんだけど、ねーちゃんの彼氏!」 興奮ぎみにぐぐぐ、と詰め寄ると、ねーちゃんは「あるけど…」と言いながら顔をしかめた。 「見せて!」 「ええ……?」 困ったように眉を下げるねーちゃんをニヤニヤと見ながら、ほれほれとスマホを促す。 「……彼氏だけでとった写真ないんだけど」 渋るねーちゃんににっこりと笑みを向ける。 「じゃあ、ツーショットでいいからさ。ほら、ねーちゃん!」 「うーん…」