『幼馴染みとしか見てなさそー』という言葉が心臓の深くを抉(えぐ)る。
唯織の気持ちは、唯織に聞いてみないとわからない。
他者からの意見は、結局は偏見にすぎないからだ。
けれど、偏見は必ずしも間違っているわけではない。
……あっているわけでもないけど。
だから、1番正確なのはやはり、本人に直接聞くこと。
なんとかして唯織に接触して話さなければ。
でも、どうやって?
終わりの見えない自問自答を繰り返すうちに、容赦なく時間は過ぎていった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…