このドキドキが恋愛感情なのか、吉田を意識してしまってるのは確かなんだけど、自分の気持ちに全くもって自信がない。 はぁ…なんだか情けなくて、溜め息がでてくる。 体育教官室から教室に向かうと、例の渡り廊下に差し掛かった。 吉田の後ろ姿がみえたので、こっそり近付いてみた。 「………」 なんだ、寝てる。 そう吉田は、渡り廊下の端に座ったまま寄りかかり、ぐっすり眠っていたのだ。 なんだかちょっとガッカリ。 午後の授業出ないのかな?