「あれー?吉田くん。どうしたのかな?」 まるで、主導権を取りましたとの勝ち誇ったかのように。 一歩一歩…俺へと近付いてきた。 「ばっ馬鹿近寄んなって!」 「何でかなぁ?」 そう言って俺の背後にまわり、耳に息を吹きかけてきた。 もちろんさっきの仕返しだ。だけど、仕返しとかお返しとか今はそんな余裕なんかあるハズがない。 「お前マジ襲うかんな」 「あはっ。吉田おもしろいね」 背中に柔らかい感触があたってるし、もうシャレんなんねぇっ。