次の日、わたしは学校を休んだ。
怖かった。また、何か言われるんじゃないかと。

(わたし、何かしたっけ?)

自分の好きなものをバカにされて悔しかった。
まるで、自分自身を否定されているようで悲しかった。

わたしは一人、泣き続けた。

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泣き疲れたのか、いつのまにか眠っていた。
窓の外を見ればいつのまにか陽は落ちている。

ベットから降りたわたしは、これまで描き続けたノートや本をゴミ箱へ入れた。

見るたびに思い出してしまうから。
同調する笑い声や心ない言葉。
何も言い返せなかった自分への苛立ち。

この出来事がきっかけとなって、わたしは誰かに絵を見せることも、人前で絵を描くこともなかった。

絵を描くことが怖くなっていた。
自分の描く絵に自身が持てなくなっていた。

心ない言葉はわたしの心臓に深く刺さり、いつしかマンガ家になるという夢も忘れ去っていた。