これは小学5年生の頃Sさんが体験した怖い話です。

あれは冬休みのことでした。

眠ると怖い夢を観て夜中に起きることが3日続きました。

その夢は髪の長い女に追いかけられるというものでした。

Sさんは自宅に逃げようと走っていました。

Sさんが家に近づくより女がSさんに近づく距離の方が短くなっていきました。

眠る事に女は近づいてきてSさんの肩を掴んだのが3日目の夢でした。

ここまではありきたりな内容ですが、4日目Sさんはさらに怖い夢を見ました。

その日の夜は女が肩を掴んでいる所から始まりました。

女はSさんの肩をぐいっと引っ張りSさんを倒しました。

女はそのままSさんを無視してSさんの家に入っていったのでした。

Sさんはそこで目が覚めました。

Sさんの部屋のドアが空いていて、女がそこに立っていました。

Sさんは大声で叫びました。

両親と兄がそれを聞き、Sさんの部屋に来る前に女は消えていました。

5日目はもう女の夢はみませんでした。

女はSさんが起きている時、チラチラと視界の隅に写っていました。

女は夢から出てきて現実になったのでした。

Sさんは「慣れた」と言っていました。