【完】再会した初恋の彼はチャラくて、イジワルで、ときどき優しい

「稲葉くん負けないで…!」





雅の声が届いた稲葉はにっと笑って、スパイクを打つ水谷の方を見た。






そして再び足腰に力を入れてブロックの体勢にはいる。






「誰が負けるって言った?俺は勝つ。これから先も勝ち続ける。これは己との戦いなんだ…!」







大きく跳ねた稲葉は水谷のスパイクを見事ブロックし、点数追加を阻止する!!






稲葉くん…!






「ふぉっふぉっふぉ。ようやく稲葉本人の実力が出たわい。あれこそ本来の稲葉渉の姿じゃ!」