【完】再会した初恋の彼はチャラくて、イジワルで、ときどき優しい

「小鳥遊?」





はっ…!





「な、何でもない。それより明日に向けてやれることやろう。私、海氷のデータ持ってくるから」






逃げるように稲葉の元を離れた雅。






今、私の顔は絶対に赤い。触ってて分かる。とても熱いもん。






こんな顔見られたら私は私でいられなくなる。試合が終わったら稲葉くんに伝えよう。私の気持ちを。







抑え込むのが限界になってきちゃった。近くにいるだけで胸が苦しくなって、ドキドキが止まらない。







私の心はあの時の自分と同じになってきてるんだ。小学生の頃に稲葉くんに恋をしていた自分に。