そうだったんだ。今まで稲葉くんのことを誰よりも見てきたつもりだったのに。





それに気づけないなんて私はマネージャー失格だ。







明日の試合までに私に出来るサポートをしよう。






だって明日の試合は稲葉くんが私のために勝つって言ってくれたんだから。







「監督。私、今日は稲葉くんのサポートをしてもいいですか?」







「よかろう。ここは人手が足りておる。小鳥遊ちゃんが出来るサポートをしてやりなさい」






「はい…!ありがとうございます」