【完】再会した初恋の彼はチャラくて、イジワルで、ときどき優しい

そして、月日が流れ………。





「稲葉ー!腰に力を入れんかー!」





いつも通りの練習。花火絵監督は痛めた腰を抑えながら渉の指導に力を入れる。






インターハイ本戦決勝はシードで勝ち抜いた海氷との試合となった。






海氷は去年の大会で優勝しているので自動的に本戦へと進めることを後で知った私たち。








結果は春歌高校の準優勝。







その試合はわずか一点差で負けてしまい、予選決勝とは真逆の結果となった。






大会が終わった後、チームの皆、マネージャーたちと監督も沢山の涙を流した。






負けて悔しい。






あと少しで優勝を掴み取るところで負けてしまったんだから当然だ。







そして三年は引退して新チームのエースとなった渉は先輩たちの思いを受け継いで毎日練習に取り組んでいる。