「よお。久しぶりだな」





先に話しかけたのは渉の方。そして相変わらずにの無表情の水谷くんは渉の方を睨んだ。






「ふぅーん。お前が相手か。春歌のエースはどうした?あ〜ケガしたみたいだな。それでお前が。まぁ、俺はお前と違って実力でレギュラーになれたしな。ここで力の差を思い知らしてやる!」






その水谷くんの挑発にふっと笑う渉。彼は全く動じてない。






「実力でレギュラーなれても性格は変わらないな。今は先輩の代役だが、この試合で勝って本当のレギュラーの座を掴み取ってやるんだ!俺のプレーをその目でしっかり見とけよ!」