Bを何かを考えるような素振りをして、 かと思えば、ずっと黙っている柴田に、突然こう告げた。 「大吾、俺ら帰るわ」 「えっ、もう帰んのー? 大吾、じゃあなー!」 BはAを連れて大橋の方に歩いていってしまった。 「おいっ」 そんなAとBの姿に、ようやく慌てたような声を上げる柴田。 AとBは柴田を無視して、あっという間に大橋を渡っていってしまった。