またお互い静かになった。 私は綺麗な満月を見つめていた。 「俺…、そのたばこ吸ったことないんだよね。吸わせてくんない?」 唐突な言葉に私は驚いたが断る理由もなかったのでくわえているたばこを男に渡した。 すると、男が吸っていたたばこを私に渡してきた。 「私も吸っていい?これ吸ったことない。」 私と男のたばこはメーカーが違って、私はこのメーカーしか吸ったことがなかった。 今まで気になってはいたんだけど、なかなか買う勇気がなかった。 「おう。」