私はその男のことが気になり、声をかけた。 「ねぇ…、家はこの近く?」 静かな公園に、虫の音と私の声だけが響く。 男はこちらへ目を向けた。 「いや、微妙。」 私と同じなんだろうか。 「なんでここに来たの、?」 その男は軽くブランコを揺らした。 金色の髪が揺れる。 「ブラブラしてたら、いい公園見つけたから。」 「まさか先客がいると思わなかったよ、いつも1人だから。」 その男はチラッとこっちを見て、「いつも…?」そう言った。