ザッ 男は私の足音と共にこちらを向いた。 その顔は言葉が出ないくらい綺麗な顔だった。 綺麗な瞳に、筋が通った高い鼻、薄い唇。 私はただ何も言わず、隣のブランコに腰掛けた。 どちらも何も喋らない。 その公園には虫の音だけが響く。