遠藤は相も変わらずあたしのことを睨んでいるし、仙道、佐々木は困惑しているような表情の中、鷹見は気にも止めず、話を進める
「次の仕事だ。今回は零(ゼロ)の偽物の逮捕。これで退屈はしないだろ」
随分と急展開だな
未だに、あたしに協力者がいると思っているのか
それとも、単純に殺しをしている奴を野放しにしておけないという理由か
『まぁ、橋本の件よりは退屈しないが、お前も懲りないな』
「お前の口からソイツを"殺した"と聞いていない。隠しているとしか考えられない」
『いちいち言う必要なんて無いだろ。殺すも生かすもあたしの自由だ』
「自己顕示欲の強いお前が、いくら監禁されていたとしても、零(ゼロ)の偽物に対して殺意や興味が湧かないわけないだろ」
『あたしを知った様な口振りだな。仮にあたしがソイツを匿っているとして、あたしが素直に教えるとでも?それに何故、ソイツの情報を隠す必要がある?』
「……使えると思った、"駒"、なんだろ?」
本当に嫌になるくらいあたしの事を分かっているな
まぁ、散々人の命を"モノ"だの"玩具"や"駒"だと言ってきたら嫌でも覚えるか
それにしても、本当に困ったな
これだけ、追求され確信を持って話を進められると、下手な嘘は逆効果だし、亜紀の存在を明かすのも駒が減るので避けたい
『はぁ、……』
溜息をついて、あたしが導いた結果は………



