零度の華 Ⅲ



『はぁ』

ただ、調べ物をしただけなのに、凄く疲れた

心理戦、とまではいかないが、この空間で言葉の武器の応酬が繰り広げられていたと思う



本当に疲れた




あたしは椅子からベッドへと移動して寝転ぶ

ノートパソコンは持っていかれた為に暇潰しも出来ない

まぁ、弄っていたとしても監視カメラで見られ、「何をしていたか」と問われパソコンも調べられるだろう


見られても差程問題のない程度ならいいが、今の現状、あたし達の間に"信頼"というものが無い


多少なりともあればいいのだが、今からもこれからも"信頼"というものば生まれることは無いだろう


だから、先程調べた内容に関しても、パソコンの履歴など見られているんだろうな


勿論、見られても構わない

教えた内容以上の情報を警察側が見ることが出来ないのなら


パソコンにソフトを入れる時に、そういうものを隠せるようなモノを入れていた

簡単に分からないようにもしてる


警察側に腕の良い技術者だったり、腕の立つ情報収集能力者がいれば別の話だが

まぁ、それはまず無いだろう


今まで、あたしを捕まえられなかったんだ


そんな人間がいたのなら、あたしの情報も直ぐに入手出来た筈だからな