零度の華 Ⅲ



仕事は面白いから続くんだと思うが?

普通はそうだろ?



まぁ、でも、国を背負って、命を背負っている警察の人間が仕事を面白いと思うのは世間的にはおかしなことだろうな


あたしが捕まる前は警察を批難していた奴等が警察が仕事を面白いと言った時、どういう反応をするか、目に見えて分かる

世間の反応なんて気にしたこともないし、警察の味方をするつもりもない



それよりも、そんな話をしたいわけではない

今思うのは、教えたのだから早く行動に起こした方がいいだろ、ということ



『取り敢えず、今回はここまでだ。それでも尚、分からないことがあればまた調べてやるよ。まぁ、その情報屋が全て吐くと思うがな』


遠藤はあたしの態度や言動に対して腹立しく思い、怒りをぶつけようとするが、鷹見がそれを阻止する

これ以上何言っても、あたしが情報を教えないということが分かっているからだ



「お前の情報で捜査するが、間違っていたら……」

『そんなことはない。まぁ、そん時は死刑だろ?分かっている』


鷹見はあたしの前から去ると、部下達もその後に続いて出ていく



納得が出来ず、嫌悪感を抱いている遠藤はあたしを睨むようにして一瞥していった