零度の華 Ⅲ


翌日、昨日言ったように鷹見達が昼頃に現れる

部下達の手にはテーブルと椅子、そして調べるために必要なものノートパソコンが用意されていた

必要最低限の準備という感じだ

それらが置かれると椅子に座るように促される



向かいの椅子には鷹見が座る


「早速、仕事だ。コイツを調べろ」


見せられたのは1枚の写真

そこには男の顔がある


「名前は橋本淳一(ハシモト ジュンイチ)」


鷹見はそれ以上のことは言わない


『おい、それだけか?』

あまりにも情報が少なすぎるだろ


「調べられないのか?零(ゼロ)ともあろう奴が」


挑発的な言葉に試すような目であたしを見る

これで調べられないと言えば、あたしの利用価値はなくなり、直ぐにでも消し去ることが出来る


鷹見にとって、いや、この世において、あたしという存在は要らないものということか


まぁ、そうだよな