『別に大した理由はないが、強いて言うのであれば、お前達警察の無能さを味あわせてやること』
「とことん腐っているな」
『それは分かっていたことだろ。まぁ、正直それだけじゃないんだがな』
「何だ?全て話せ」
そう急かさずとも話してやるよ
隠すようなことでは無いからな
『情報収集だよ。他の奴らがどんなとこをして、殺しをする経緯なんかを知れれば良いと思っただけだ』
本当にただの"ついで"だ
「知ってどうする?」
ここで鷹見の口が開いた
『別にどうもしないさ。ただ、心理を知りたいという興味心だ。意味もなければ知ったところでどうすることもなく、嘘、偽りなしにお前達に情報は話す。信じられないだろうが、この期に及んで約束を破ったところで、あたしがソイツ等をどうこうできるわけでもないからな』
『どうせ、死ぬんだ』と一言付け足す
遠藤も鷹見も終始、疑いの目で見ているがあたしには無駄だと思ってしまう
疑うことは大事だ
あたしなんかを信用してはいけないが、利用できる人間である以上、言葉や目でそういう事は見極めてほしいものだな
それにココで嘘をついたところであたしにとって得は全くない
タイミングを計るように、携帯電話のバイブ音が聞こえた
鷹見が胸ポケットからそれを出し耳に当てる



