零度の華 Ⅲ




これから、限られた時間の中で最終的な目標を立て、最期まで……いや、その後でも、あたしの存在が何処まで広がっていくのか、見物だな


捕まる間際、鷹見には死刑だと言われたが、有難いことにあたしには猶予がある


今すぐ裁判が行われ、"死刑"と判決が下されたとしても、すぐに行われず判決後6ヶ月以内で法務大臣の判決の元、死刑執行となり精神的な問題や、死刑囚の精神の安全を考慮されるがためだ



『フフッ』


あたしは細く微笑んで見せた


「何が、可笑しい?」

『いや、何も。お前達も精々足掻けばいいさ』


あたしの言葉を理解してか否か、鷹見は眉間に皺を寄せただけだった




あたしはそれを見た後、整理のつかない鷹見たちを放っておき、話題を変えた



『さぁ、次の質問は?』

遠藤はチラリと鷹見を見るも、鷹見は気にも止めず、あたしの目をずっと凝視する



「仲間の居場所を吐け」


これまた、驚愕の質問


『何故、あたしに仲間がいると断言出来る?』

「監禁していた時、お前はここに居たのにも関わらず零(ゼロ)は現れた。仲間がお前を助けたとしか考えられない。公園の一件で男だということは調べ済みだ」


あぁ、あたしがこうして捕まった以上、亜紀の存在が明るみに出てしまうのは避けられないか

しかし、亜紀を手放すのはまだ惜しい