翌日、あたしがいる牢屋に2人の男が現れた
それは鷹見荒維と遠藤秀の2人だった
近々、2人があたしの所へ来るとは思っていたが、こんなにも早いとは予想していなかった
2人は牢屋の前で立ち止まる
『それぞれ、あたしに聞きたいことがあるんだろ?』
何か言うつもりだった2人より先にあたしが2人に話を持ちかける
「あぁ、聞きたい事だらけだな」
『約束は約束だ。どんなことでも答えるし話してやる』
「テメェ、この状況でもまだ態度が大き過ぎじゃねぇか?」
『この状況とお前達が聞きたい事は別だろ?あたしにとって、お前達が知りたいことなんてどうでもいい事なんだからな。それに、態度がでかくなったのはお前等警察の方だろう?』
「なんだと?」
さっきから鷹見荒維は全く喋ることなく、あたしと遠藤秀の会話をずっと聞くだけ
クールと言うよりも、あたし達の会話に興味を示さず、早く終わらないかと待っているようだ
あたしもこのくだらない会話を終わらせて、少し考える時間が欲しい
『警察は、世間から無能だと言われ続けてきたが、"殺し屋零(ゼロ)"の逮捕によって名誉挽回。お前らの評価は上がり首の皮が繋がって一安心。めでたし、めでたし』
あたしは抑揚を一切つけることなく、淡々と話し何の感情もこもっていない拍手をしてみせる
案の定、遠藤はあたしに対して怒りを露わにする



