あたしは目を閉じ、ふぅと息を吐くと目を開く
景色は変わらず、ただの天井だ
『醜いな』
"何故、自分だけが…"
そう思っている自分が醜すぎる
まるで自分が悲劇のヒロインだと言っているようだ
鷹見達にはあーは言ったけど、意外と気が滅入っているとはな
ちゃんと、あたしも人間じゃないか
でも、このままでは何もせず、死を待つだけの屍になるだけだ
今はただ生きることを考え、やるべき事を考えよう
あたしが素直に警察の思い通りに動けば、奴等は自分達の功績だと自慢し鼻を高くして自分達が"正義"だと言うのだろう
別に功績だの正義だのに興味はないが、警察の掌で転がされるのだけは我慢ならない



