東京から此処に来て、ずっと感じていることがある。

それは「排他的」ということ。

地方なんて何処もそうかもしれないが。

単に親が住んでいるというだけで、何の縁もゆかりもない、もともとは知人のひとりもいないところなので、余所者の私は、女友達がなかなかできなかった。

たまに、かつてのバイト先で、男の子たちから連絡先を聞かれたりして、彼らと出掛けることはあったが、その中の誰かと恋に落ちることも論外。

私の心には、ずっと忘れられない人がいたから…。