試すようなことをしたみたいで悪いとは思うが…大賀と3人で会っても、もう美春の愛情は全て、僕に注がれていると知った今は、敢えて美春の昔の恋について聞くようなことはしない。

寝ぼけたままの美春の手が、僕を探している。

その白く小さな手をそっと握りしめると、美春は安心したように見えた。



今日は天気がいいから、目が覚めたらドライブでもしようか。

出会った頃と変わることなく、君となら何処へ行っても楽しいんだ。



愛してる…。




Fin