*
「…あ、涼しい」
月沢くんと一緒にベランダに出ると熱が少しだけ冷めた。
「…酔わせてねぇから」
「分かってる」
「多分、初めて缶酎ハイ飲んで体がびっくりしたのと」
「このウィッグのせいだと思う。熱込もるから」
私はそう言って苦笑いする。
「…カップラーメン、ほんとはカレー味食べたかった?」
月沢くんが無表情で尋ねてきた。
「…!」
え、バレて…。
「なんで分かったの?」
「…あー、目線で」
月沢くんは頭をぽんぽんする。
「…刺激的なのは、また今度な」
「っ…」
また今度?
あ、月沢くん、優しく笑って…。
月沢くんが笑ったの初めて見た…。
「…あ、涼しい」
月沢くんと一緒にベランダに出ると熱が少しだけ冷めた。
「…酔わせてねぇから」
「分かってる」
「多分、初めて缶酎ハイ飲んで体がびっくりしたのと」
「このウィッグのせいだと思う。熱込もるから」
私はそう言って苦笑いする。
「…カップラーメン、ほんとはカレー味食べたかった?」
月沢くんが無表情で尋ねてきた。
「…!」
え、バレて…。
「なんで分かったの?」
「…あー、目線で」
月沢くんは頭をぽんぽんする。
「…刺激的なのは、また今度な」
「っ…」
また今度?
あ、月沢くん、優しく笑って…。
月沢くんが笑ったの初めて見た…。



